市役所で行政改革を担当している職員の日記帳
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地方公共団体における内部統制のあり方に関する研究会の中間報告を読み解く
2008年04月29日 (火) | 編集 |
長いタイトルだな(笑)

平成20年3月付けで上記報告書が送られてきたので簡単に読み解いてみる。研究会の構成員に私でも知ってる著名な人がいるので興味を引かれた。前段の文章内に公務員の不祥事の続出により公務の適正性が揺らいでいるという大衆が好むマスコミ基準の文言があるのがちょっと気に入らないが。

1.内部統制とは何か?

報告書内に踊る言葉は、「透明性」「リスク」「サービスの質」「業務効率化」「コスト削減」等のありきたりな言葉が埋めているが定義としては・・・

 組織活動の評価について合理的根拠を得るために、
 業務内に組み込まれた組織内の全てのものが管理する手順


と読むことができる。つまり、説明責任を果たすために必要な根拠を日々の業務から常に取り出せるようにしようということだろうか。おそらく改革ツールの一種だろう。余談だが、とても内部統制という言葉から想像できる内容ではない。

2.目的は何か?


内部統制を導入することによる目的は・・・

業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全の4つを達成することが目的としている。上記において「評価」と書いたのはこれを読み替えたものである。最初に触れたように「行政への信頼回復」という点に主観をおいて作られたように感じる。通常重視されるだろう、業務の有効性及び効率性についてはたった他の3つに比べ非常に少ない文言で説明されているからだ。

3.資産の保全?

4つの達成すべき目的の中に見慣れない文言があったので取り上げておく。説明では行政のもつ資産である各施設や道路・水路等について金額的な評価を行い、資産処分も含めた有効活用を推進すべきとしている。

4.内部統制って具体的に何やるの?

内部統制の基本的な要素は以下の6つ

①統制環境
組織の気風を決定し、他の全ての要素に影響を及ぼすもの
市町村長が大事としか読み取れない。

②リスクの評価と対応
上記で目的に掲げた4項目に関するリスクを合理的水準に統制するもの
リスクをゼロとするのではなく、リスクが内包している現実から対応を整備すると読んだ。

③統制活動
経営者の命令や指示が実行されているかを確保する方針・手続き
政策、施策、事務事業評価の各行政評価に置き換えられる気がする。前例踏襲と形式的ではない管理職のチェック体制の改革も掲げている。ただ、各法令等の解釈について自治体によってバラバラであるため、ルールの簡素合理化という文言があるが地方自治という視点からちょっとひっかかる気もしなくもない。

④情報と伝達
組織内外及び関係者相互に正確に伝わる情報の識別、把握、処理
数値データによる経営管理のみならず、非数値的なデータも取り入れるべきと読んだ。

⑤モニタリング
内部統制が機能しているかを継続的に評価するプロセス
結局言いたいことは危機管理システムが実際に機能するか評価せよというところか  

⑥ITへの対応
組織目標を達成するためにあらかじめ適切な方針及び手続きを定め、それを踏まえて、業務の実施において組織の内外のITに対し適切に対応すること
意味不明、「業務の実施において組織内の情報技術を適切に運用する」でいいじゃん。適切なアクセス権限を設定するなどのシステム上のプログラムを用いてリスク回避をすべきと読んだ。


新たな改革ツールではなく、考え方の一つであり、既存ツールを組み合わせて行うもののようだ。中間報告であるので今後より解りやすい報告が出されるだろうからそれを期待したい。
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